京阪電鉄不動産のグッドデザイン賞受賞物件

2015年度

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ファインフラッツ関目
ザ・レジデンス
[大阪市城東区/集合住宅]

概要

建物が立地する関目エリアは1927年に認可された土地区画整理事業による碁盤目状の街区である。東西120mにも及ぶ細長い敷地の特徴を活かし、敷地中央を貫く細長い屋外空間を設け、住まう家族みんなで集う庭=「ザ・サードリビング」として、住民のつながりを高める場所を提供した。そこには家族や仲間で集まって利用できるキッチン、テーブル、書籍などを備えた「ライブラリーラウンジ」を併設させ、住民同士のコミュニティ活動が自然と生まれるよう意図した。また近接するクスノキ並木通りに繋がるよう、南側歩道沿いは法面上の立体的な植栽や高木を等間隔に配置し、リズミカルで四季折々の表情を見せる緑豊かな街路空間を創出した。

背景
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人と車が共存できるまちづくりを目指した道路上に植樹桝のハンプを設けた「ゆずり葉ゾーン」、一方通行を多用することで不要車両の侵入を抑制した街区、また「見守り隊」と呼ばれる充実した地域ボランティア活動など、人や街に対してやさしさを感じられるこの関目のエリアにおいて、その意識を汲み取った新しく生まれ変わる街区としての集住コミュニティのあるべき姿の具現化を目指した。
ファインフラッツ関目ザ・レジデンス 風景
ファインフラッツ関目ザ・レジデンス 風景
評価の
ポイント
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東西に長い敷地特性から生まれた廊下側の空間を、住人がいつでも気軽に過ごせる第三の場所「ザ・サードリビング」としてデザインした点が評価された。家族や仲間で集まって利用できるキッチン、テーブル、ライブラリーラウンジを併設させ、住人間の豊かなコミュニケーションを創造しようとしている。
物件
コンセプト

“住まう家族みんなで集う庭”による、住民同士の自然なコミュニティの誘発

関目の街全体の街並みや地域コミュニティの取り組みから感じ取れる「人と人とのつながりの大切さ」をコンセプトに、細長い整形敷地形状を活かし敷地中央部を貫くように、各住戸へのアクセス通路に面し、住まう家族みんなが集う庭=「ザ・サードリビング」を設け、住民同士の自然なコミュニティを誘発させ、この集合住宅の中でも人と人とのつながりの大切さを感じてもらいたいと考えた。

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